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理想の彼女を作る

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2015/08/24

雑誌・新聞の廃刊ラッシュとネット展開 [メディア]

インターネットの普及に伴って、誰もが知るような国民的の休廃刊が続いています。一方では、雑誌・新聞のネット展開も進んでおり、「紙」と「ネット」とのクロスメディアの融合が一層進んでいくと思います。

この1、2年、休刊・廃刊された雑誌を拾い上げてみると、
  1. 『ロードショー』(月刊映画雑誌、集英社) 。2009年1月号で休刊、1972年創刊で37年の歴史。
  2. 『現代』(月刊総合誌、講談社)。2009年12月1日発売号で休刊。1966年創刊で42年の歴史。
  3. PLAYBOY日本版(月刊誌、集英社).。2009年1月号で休刊。1975年創刊で33年の歴史。
  4. 『読売ウイークリー』2008年12月14日号で休刊。1938年創刊で70年の歴史。
  5. 『論座』(月刊オピニオン誌、朝日新聞社)。2008年10月号で休刊。1994年創刊で14年の歴史。
  6. 『広告批評』(ジャーナリズム誌、マドラ出版)。2009年4月の創刊30年記念号で休刊。
  7. 『LOGiN」(ログイン)』(月刊雑誌、アスキー)。2008年5月休刊。 1983年創刊で25年の歴史。
  8. 『週刊ヤングサンデー』 (漫画誌、小学館)。2008年7月31日号で休刊。1987年創刊、21年の歴史。
  9. 『Judy』(女性漫画誌、小学館)、2008年10月号で休刊。1983年創刊。25年の歴史。
  10. 『Lapita」(ラピタ)』(男性ライフスタイル誌、小学館)。2008年12月休刊。1995年創刊で13年の歴史。
  11. 『ビーイング』(転職情報誌、、リクルート)。2008年3月休刊。 1988年創刊で20年の歴史。
  12. 『主婦の友』(女性誌)。2008年6月号で休刊 。1917年創刊で91年の歴史。
  13. 『とらばーゆ』(女性向け転職情報誌、リクルート)。2007年9月休刊。 1980年創刊で17年の歴史。
  14. 『ダカーポ』(マガジンハウス社)、2007年12月休刊。 1981年創刊で26年の歴史。
  15. 『青年』」(英語・英文学研究誌、研究社)。2009年3月号で休刊。1898年創刊で110年の歴史。

出版科学研究所の調べでは、雑誌の売り上げは、1997年の1兆5644億円をピークに、2007年は1兆1827億円と10年連続で減少しています。この10年間の減少額は3817億円で24%も減少しています。すなわち、この10年間で売上は4分の1近く失ったことになります。2007年の休廃刊誌は前年より、3割増の218点と過去最悪になった。2008年度は、2007年度よりもさらに状況が悪化しています。

休刊・廃刊数の推移をみてみると、
  1. 2003年 159点
  2. 2004年 172点
  3. 2005年 140点
  4. 2006年 167点
  5. 2007年 218点
『声に出して読みたい日本語』、『間違いだらけのクルマ選び』などのベストセラーを世に出した草思社が2007年1月、経営破綻しました。草思社の返品率は、4年連続で4割を上回っていたといわれています。「ベストセラーを狙って発行点数、発行部数を増やす」という「ベストセラー症候群」に陥ったといわれています。「超図解」シリーズを出していたX-mediaが2007年11月、破産しました。の普及によって、本を買ってソフトの使い方を学ぼうとする層が減ったといわれています。著名な雑誌や出版社でも、インターネットの普及や消費者の変化に対応できなくなっています。

本や雑誌を出版するいうシステムは、大量生産・大量流通・大量返品・大量廃棄から脱却できておりません。日本出版販売と日教販の提携、丸善と図書館流通センターの経営統合、小学館による買い切り制の一部導入など、流通段階での改革も始まっています。

新聞の休刊・廃刊も報じられています。
  1. 毎日新聞社、2008年8月末、北海道で夕刊廃止
  2. 産経新聞社、2002年4月に1都7県で夕刊廃止。
  3. タイムス社(那覇市)、2009年2月28日付を最後に夕刊を廃止。
  4. 琉球新報社(那覇市)、2009年3月から夕刊を廃止。
一方では、「雑誌・新聞」と「ネット」との融合も進んでいます。産経新聞グループは、ネットへの展開が特に積極的です。