USB充電とバチバチによると、USBポートの規格としては以下4つがあり、出力がそれぞれ決められていいます。スマートフォンはD+とD-の信号線を使って相手がどのタイプかを判別します。
- Standard downstream port(SDP)
- 一般的なUSBポートがこれで、電流供給能力はmax_500mA。D+/D-の端子がオープンであれば機器側がSDPと判定する。
- Charging downstream port(CDP)
- 主にパソコンで用いられる規格で、電流供給能力はmax_1500mA。 充電器側と被充電側がハンドシェイクを行い、データ通信によって被充電側が「あ、あんたはCDPだから最大1500Aまで電流を引っ張りますよ。」と判断を行う仕組み。
- Dedicated charging port(DCP)/dt>
- 主にデジカメや携帯/スマホのウォールアダプタ(急速充電用)に用いられる規格で、 電流供給能力はmax_1500mA。D+/D-の端子がショート(同電位)であれば被充電側はDCPと判断し、VBUSの電流リミットを1500mAに切り替える仕組み。
- ソニーチャージャー/アップルチャージャー
- 世界の「わがまま企業」であるこの2社独自のUSB充電規格。 D+/D-端子をマニアックな電圧に設定しておく事で、被充電側は 「あ、これは正規のソニー(もしくはアップル)充電器だから急速充電OK」とか、「これはソニー(もしくはアップル)充電器じゃないから充電してあげない」などと振舞う。MacとiPhoneの組み合わせの場合はこの仕組みを使って急速充電を可能にしていると思われる。
では、サードパーティーのUSBアダプタで急速充電可能な製品はどのような仕組みになっているのでしょうか。