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理想の彼女を作る

理想の彼女を作る

2015/08/23

教科「理科」は、物理学化学生物学地学など、数学以外の自然科学の内容をまとめたものである。小学校・中学校では理科という単一の教科名ですべての児童・生徒が履修する。高等学校では、いくつか用意されている科目の中から、学校の教育方針や生徒の進路に応じて数科目を選択し履修する。そのため高等学校で「理科」という語は理系進学者のための基礎教養課程を指すこともある。
理科は実験観察を伴う課題が多いため通常、小学校の段階から理科室と呼ばれる専用の教室を設け、理科の授業はここで行うことが多い。高等学校ではさらに物理・化学・生物・地学の科目ごとに専用の教室や実験準備室が設けられる。

学習内容[編集]

以下に、日本学習指導要領における理科の学習範囲を示す。具体的な内容は、各記事を参照されたい。

初等教育(小学校など)[編集]

かつては、第1学年及び第2学年でも履修されていたが、1992年度からは、第3学年からの履修となっている。ただし、知的障害者を教育する特別支援学校の小学部では、「理科」はない。
本項では、1998年告示、2002年度実施の内容について述べる。2008年に次期の学習指導要領(2011年度実施)が告示され、2009年度から移行措置が開始されたため、内容が一部変更されている。
第3学年
生物とその環境(生物的分野)昆虫成長や体のつくり、植物の成長や体のつくり、昆虫と植物のかかわり
物質とエネルギー(物理的分野)、(化学的分野)の性質(日光)、電気回路乾電池豆電球)、磁石の性質
地球と宇宙(地学的分野)太陽の動き(日なたと日陰)
第4学年
生物とその環境(生物的分野)動物の活動、植物の成長
物質とエネルギー(物理的分野)、(化学的分野)空気及びの性質(圧力)、金属、水及び空気の性質(体積温度)、電気の働き(モーター光電池
地球と宇宙(地学的分野)の特徴や動き、天気による気温の変化、水の状態変化水蒸気
第5学年
生物とその環境(生物的分野)植物の発芽、成長、結実及びその条件、発生と成長
物質とエネルギー(物理的分野)、(化学的分野)物の溶け方、てこおもりの動き
地球と宇宙(地学的分野)天気の変化、流れる水の働きと土地の変化(台風
第6学年
生物とその環境(生物的分野)人や動物の体、動物や植物と養分、生物と環境とのかかわり
物質とエネルギー(物理的分野)、(化学的分野)水溶液の性質や働き、燃焼電流の働き(電磁石
地球と宇宙(地学的分野)月と太陽、土地のつくりと変化(地層化石火山地震

前期中等教育(中学校、中等教育学校の前期課程など)[編集]

本項では、1998年告示、2002年度実施の内容について述べる。2008年に次期の学習指導要領(2012年度実施)が告示され、2009年度から移行措置が開始されたため、内容が一部変更されている。
教科書の体系も、従前は、第1分野上・下および第2分野上・下の4分冊による教科書構成(両分野上巻が1年次、両分野下巻が2年次にそれぞれ配布)であったものが、2012年以降は、国語・数学・外国語(英語)の教科書同様、学年別の形態に改められることになった。
第1分野(物理・化学系列)
身近な物理現象光と(光の反射屈折凸レンズ、音)、と圧力(力の働き、力のつり合い、圧力、大気圧
身の回りの物質物質のすがた(物質の性質、状態変化気体の性質、気体の発生)、水溶液溶解再結晶、水溶液の性質、アルカリ
電流とその利用電流静電気、電流、回路、電圧電気抵抗)、電流の利用(電磁石電磁誘導、電流の働き)
化学変化と原子・分子物質の成り立ち(物質の分解、原子分子原子記号)、化学変化と物質の質量化合物化学式化学反応式質量保存の法則
運動の規則性運動の規則性(物体の運動、エネルギーエネルギー保存の法則
物質と化学反応の利用物質と化学反応の利用(酸化還元化学エネルギー
科学技術と人間エネルギー資源科学技術人間
第2分野(生物・地学系列)
植物の生活と種類生物の観察、生物の体のつくりと働き(光合成呼吸蒸散)、植物の仲間(種子植物
大地の変化地層と過去の様子、火山地震噴火火山岩深成岩、地震の揺れ、地震の発生)
動物の生活と種類動物の体のつくりと働き(動物の観察、感覚器官消化呼吸血液循環)、動物の仲間(脊椎動物
天気とその変化気象観測、天気の変化(気圧配置前線
生物の細胞と生殖生物と細胞細胞分裂)、生物の殖え方(有性生殖無性生殖遺伝
地球と宇宙天体の動きと地球自転公転(天体の日周運動星座)、太陽系惑星(太陽、恒星惑星
自然と人間自然と環境(微生物)、自然と人間(自然災害